AIエージェントの影響が広がるECの「3つの領域」

1.ECサイトの購買体験は「検索」から「相談」へ

従来のECでは、ユーザーは商品名やカテゴリ、キーワードを入力して検索し、結果から商品を探すのが一般的でした。しかし、AIを活用したECでは、「秋の旅行に着ていける、歩きやすくてきれいめな靴が欲しい」といった具体的な目的や悩み、利用シーンをAIに相談しながら商品を選ぶことが可能になります。

AIは対話を通じてユーザーの条件や意図を理解し、膨大な商品の中から最適な選択肢を提示します。これにより、まるで店頭で販売員に相談するかのように、納得感のある購買体験が実現します。この変化は、ECサイトの顧客体験(CX)の向上に繋がり、購買率(CVR)の向上や関連商品の提案による合わせ買いなども期待されます。

2.顧客理解は「行動データ」から「インテントデータ」へ

これまでのEC事業における顧客理解は、ページ閲覧、クリック、検索キーワード、カート投入、購入といった行動データが中心でした。これらのデータからは「ユーザーが何をしたのか」は把握できるものの、「なぜその商品を探しているのか」といった意図を深く捉えることは困難でした。

一方、AIとの対話では、ユーザーの目的、利用シーン、商品選びの基準、期待、不安などが自然な言葉として表れます。例えば、「サッカー好きの人へのプレゼント」という相談から、「初心者でも使いやすいものがいい」「雨の日でも汚れにくいものがいい」「何度洗っても使いやすいものがいい」といった具体的な条件が対話を通じて明らかになり、顧客意図(インテント)をより詳細に把握できます。

このようなインテントをAIが理解することで、ユーザーの状況や意図に合った提案が可能となり、ユーザーはより自分を理解したAIからのアドバイスを得られる購買体験となります。EC事業者にとっても、「どのような場面で」「何を重視して」「いつ欲しいのか」といったユーザーの意図を把握できるため、商品企画や特集、メルマガ、アプリ内POPなどのマーケティング施策の改善に活用できます。

プレティアジャパンは、AIとの対話から得られるインテントデータを以下の5つの観点に分けて分析しています。

  • 目的:何を探しているのか

  • TPO:いつ、どこで、どのような場面で使いたいのか

  • KBF(Key Buying Factor):価格、機能、デザインなど、商品選びで何を重視しているのか

  • RTB(Reason to Believe):レビュー、人気、実績など、購入を後押しする根拠は何か

  • 感情:期待、不安、迷いなど、商品を探しているときにどのような感情を持っているのか

3.自社ブランド・商品との出会いは「Web検索」から「AI検索」へ

これまでのECサイトの集客では、GoogleなどのWeb検索を通じて自社サイトや商品ページを見つけてもらうことが重要でした。しかし現在では、Google検索上のAI OverviewやChatGPT、Geminiなどの生成AIから商品情報を得る場面が増えています。

この状況下では、検索結果の上位に表示させる従来のSEOだけでは、ユーザーとの接点を十分に確保できない可能性があります。AIの回答だけで情報収集が完結する「ゼロクリック」が増加すると、検索結果に自社サイトが表示されていても、サイトへの訪問に繋がらないケースが増えることが考えられます。さらに、AIの回答の中で自社ブランドや商品が提示されなければ、ユーザーの選択肢に入る機会そのものを失う可能性もあります。そのため、AIの回答の中で自社ブランドや商品が適切な選択肢として認識・提示されることが、これまで以上に重要になります。

3つの領域は連動し、1つのサイクルを形成する

エージェントコマースの循環モデル

上記で述べた3つの領域は、それぞれ独立したものではなく、相互に影響し合います。ECサイトでAIに相談しながら商品を選ぶことで、購買体験が向上するとともに、ユーザーのインテントデータが蓄積されます。そのデータを分析することで、ユーザーがどのような目的や選択基準で商品を探しているのかを理解できるようになり、ECサイト内の体験、商品情報、コンテンツの改善に活用できます。

さらに、その情報を生成AIが理解・引用しやすい形で整備することで、AI検索上で自社ブランドや商品が発見される機会を増やすことができます。そこで新たに接点を持ったユーザーがECサイトを訪れ、再びAIと対話することで、新たなインテントデータが蓄積されていきます。そしてその中心で3つをつなぐのが、顧客意図を理解するAIによる「エージェントコマース」です。

プレティアジャパンは、サイト内AI接客、インテントデータ、GEO対策を個別に捉えるのではなく、この循環全体を構築することが、CX向上と新たな顧客接点の創出につながると考えています。

「AI Commerce EXPO 2026」に出展、9月4日に代表取締役社長 イ ボンギョが登壇

プレティアジャパンは、2026年9月3日(木)・4日(金)に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される「AI Commerce EXPO 2026」に出展します。

また、9月4日(金)10:55~11:25には、株式会社プレティアジャパン 代表取締役社長 イ ボンギョ氏が登壇します。セミナーでは、「サイト内AIが、次の集客をつくる。エージェンティックコマースで実現するCVR改善とGEO対策の両立」をテーマに、顧客の自然言語から意図データを抽出しCVR向上につなげる仕組みと、そのデータをGEO対策へ転換し生成AI経由の新たな集客へつなげる一気通貫の考え方を実践ベースで解説します。

登壇セッション詳細:
https://f2ff.jp/introduction/12895?event_id=aic-202609-tokyo

株式会社プレティアジャパンについて

株式会社プレティアジャパンは、「AIに相談して選ぶ時代のECをつくる」というミッションを掲げ、顧客意図を理解するAIで「エージェントコマース」の実現を目指しています。エージェントコマースSaaS「genser」、GEO対策サービス「genrank」、AIショッピングプラットフォーム「gelatto」という3つのサービスを通じて、自社ECのCX・顧客理解・集客の進化に貢献しています。

公式サイト:
https://plateer.jp/

サービスに関するお問い合わせ:
info@plateer.co.jp

会社概要

  • 所在地 :〒108-0023 東京都港区芝浦3-17-11 天翔田町ビル903号

  • 代表者名:イ・ボンギョ / LEE BONG KYO

  • 設立 :2025年1月29日

  • 資本金 :8,000万円

  • 事業内容:AI-CX SaaSおよびプラットフォームサービスの開発・運営

  • 関連会社:株式会社プレティア(韓国)/KOSDAQ上場(2021年)・2005年創業

PLATEER Japan ロゴ

Information

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